安曇野記(5)~聖母の大和心

 

 

 

すべての国には、それぞれの優しさと、それぞれの役割があります。

ひとつの国のスピリットが目覚めると、地球中がバランスをとり始めます。

 

 

 

 

 

地球全体をひとつの「からだ」だと想像すると、それぞれの国は 各からだのパーツや内臓のようなものでしょうか。

 

 

 

 

からだの中の各パートは、どれもこれも、全体が機能する為に必要なお働きが、必ずあります。

 

 

 

 

ほんのちょっぴり指先を怪我したくらいでも、ふとした時に暮らしの作業がやりづらく困ることもあるものです。

 

 

 

ましてや、各臓器は、からだの中でそれぞれの機能を果してくれて、大切なお役をしてくれているからこそ、全体が健康で幸福でいられます。

 

 

 

胃の機能が低下すると、頑固な意地悪さが出てくるし、肝臓の機能が低下すると怒りが強くなるし、腎臓の機能が低下すると恐れが強くなり、肺の機能が低下すると悲しみが強くなる。内蔵の機能低下は、健康だけじゃなく、性格にも影響を与え、全体の幸福にも影響するものです。

 

 

 

どの働きも大事なのです。

 

 

 

そして、各臓器は単独で存在しているように見えても、

 

 

 

互いに関わりあい、お互いを活かしあっています。

 

 

 

 

地球をひとつの体だとすると、その中にある国々は、からだの各パーツや臓器のようなもの。

 

 

 

どの国のお働きも、全体を支えていてくれるのでしょう。

 

 

 

例えば心臓がより心臓らしく健やかに、自分らしさを発揮して 自分の仕事をするだけで、

 

 

 

全体の機能を助け、他の臓器にも素晴らしい栄養を届けます。

 

 

 

今、地球には二種類のエネルギーが働いています。光と影です。

 

 

 

コインにも表と裏があるように、例えばひとつの国には、二通りの働きがあるのです。

 

 

 

それは、国の業(カルマ)の側面と、神性の側面。

 

 

 

どんな国にも、本来の美しく素晴らしい国の力があるのですね。地球は生命を持っていて、国のそれぞれの「土」は、その生命波動を保持しています。

 

 

 

各国、その土の波動にひきよせられて、私達は魂の目的にそって、生まれる「国」を選ぶのです。

 

 

 

その生まれた国(或いは深く縁を持つことになる国)の持つ働きや特徴が、あなたの魂の目的と成長にリンクするからです。

 

 

 

それぞれの国は、その国の土に引き寄せあい生まれた(或いは暮らした)魂たちの生き方(人生をみる視点)によって、現れが違うのです、

 

 

 

 

つまり、私達一人一人の心の選択や生き方が、全体の流れをつくる一細胞として関わっています。

 

 

 

聖母の大和心

 

 

 

 

 

 

 

日本は「大和」と呼ばれるように、大調和、和合、大きな和をもたらす役割です。あたたかい神様のこころを地球のすみずみまで行き渡るよう愛をひらく、女神のおわす国です。

 

 

 

日本に生まれた魂の、やさしい役割とは、生命の中心から湧いてくる神の気をみずみずしくわかせること。

 

 

 

 

例えば、目の前に 憎みあうという現象があるのは、そこにまだ融けていない思いの固まりがあるということです。

 

 

 

 

その固まりが人と人、国と国の間を分け摩擦を生んでいるのです

 

 

 

そして、その固まりは、私達一人一人の中にもあるのです。

 

 

 

聖母の大和心は、恨みあい、憎みあう原因のまだ融けていないカルマを外に見るのではなく、外を鏡として自分を知り、自分の中を調和させる為の気づきをもたらす「光」として、やさしく包み込み、見つめ、あたたかい心で融かしてゆきます。

 

 

 

もし、石を投げられたなら、石を投げられてしまう「因」が、あるのです。

 

 

 

「因」がなければ、そもそもその状況とも縁はなく、石はあたりません。そもそも、石を投げられてしまう場所には行くようにならないし、その状況にもなりません。

 

 

石を投げられるとしたら、それは、こちらの潜在意識にも石をなげるような攻撃性があるのです。

 

 

 

自分で意識していなくても、深いところにあるのです。それを、気づかせてくれる光の教科書として、その対象を見て自分の中から、他をはじいたり、他のせいにする闘いの気をやさしく手放し、心を洗ってゆきます。

 

 

 

それをいのちが美しくなる機会として、見つめて行きます。

 

 

 

自分が澄みきって、清々しい水晶のように すーっと何もないやさしい気になれば、災いはふりかかることはなく、消して頂けるのです。

 

 

 

関わりあういのちはつながっているので、響きあう片側から思いのしこりが消えてしまうと、そもそも石を投げるという思いの固まりは、相手の中からも融けてしまいます。

 

 

 

 

誰かのせい、あの状況のせいとせめるのではなく、自分がその状況のお知らせにいち早く気がついて、自分から 内側の霧を晴らして いのちを清々しく 気持ちよくしてゆきます。

 

 

 

自分が自らのいのちに意識を戻して、清く澄みきってゆくと、私達のいのちの力が ちゃんとよいようにバランスをとってくれるでしょう。

 

 

 

日本は世界のための神性リードの国。

 

 

 

 

だから、日本から自分のいのちの中のバランスをとり、美しく和してやさしくなる意識を日本人がもてば、

 

 

 

おそれ(カルマ)ではなく、日本の神性が持つあたたかいお日さまの光がやさしく昇ります。

 

 

 

そのみずみずしい愛と調和の大和心は、あたたかい慈しみとして、世界をやさしく労り、包み、お清めしてゆきます。

 

 

 

 

日本がお役目として、あたたかく優しい心を枯らさずに、和してゆく慈しみの心を忘れなければ、

 

 

 

そこから生まれるみずみずしい光が、地球中の国の皆様が それぞれの幸福を表すのに、お役にたてるのです。

 

 

 

どの国にも未来があり、どの国にも本来の美しい存在の仕方があります。

 

 

 

 

カルマの側に反応するか、本質の側に反応するか、本質のあたたかい愛の光を見つけ、やさしくかざしてあげられたなら、カルマは融けてしまうのです。

 

 

もし、そうなら

 

 

 

私達はもっともっと波動をあげ続けて、もっとやさしくなって、世界中のいのちの幸せを祈りたい・・。

 

 

 

そんな祈りを学んだ、安曇野のメッセージでした。