すべてに愛を見る

 

 

 

 

 

ある日、

街を歩いていました。

辺りはすっかり日が暮れていて、

とても寒い日でありました。

 

 

 

私はお人と待ち合わせをしていて、でもその前に必要ものを買いに行きたくて ちょっと足早に歩いていたのですが、

 

 

ふと、

 

 

 

街頭のイルミネーションに、目が止まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

もうクリスマスは過ぎたのに、

今やイルミネーションは街中にある。

 

 

 

なんだか、その美しさに感動した私はその「ふと」に足を止めました。

 

 

 

 

見慣れた街中でありましたのに、

キラキラした輝きが、その日はなんだか神聖に見えて、

 

 

 

 

私は一瞬 足を止め 「ほうっ」と感動していました。

 

 

 

すると、私にそのイルミネーションが無言で示してくれていた愛の真理が、心に灯って ふれてきて、

私は思ったのです。

 

 

 

聖母のチャネルである私は、

いつも体の中にいろんなエネルギーが通り抜けます。

 

 

 

けれど、

私達が生きていく為に、

又もっと素敵に輝いて生きる為に、

 

いのちが生まれた始源の母性からは、

必要なグレース(恩恵)が、

特別な時ばかりではなく、

いつの時も止まらずに、

すべてのいのちの中に供給されている事を知っています。

 

 

いのちの源から、いつだってあたたかい愛のエネルギーが、湧いて、満ちて、流れて、供給され続けています。

神様のエネルギーが、全員に流れていて、途切れた事などないのです。

 

無限供給なのです。

 

 

 

例えば、イルミネーションはそこに電気が通っているから、明かりがついて、輝いていますね。

 

 

 

例えば、この電気のようなものが、神様の愛。

私達の中に、ちゃんと流れています。

けれど、私たちは時に コードをひねらせたり、足でふんでしまっていて、本当は供給されているエネルギーを止めてしまっている時もあります。

 

 

 

 

 

でも、源からの供給は途切れていません。

 

 

 

それに気づいたら、

ひねりをほどいたり、足をよけたりすれば、流れは戻って、

私達の中を愛のエネルギーは循環し、

 

 

 

私達を通してエネルギーは流れ、

優しさが、愛が、あたたかい思いやりが、

私達を通して、この世界に現れて行きます。

 

美しい明かりが灯る・・。

 

 

『ああ、心を開けば、

すべてが優しい真理を語ってくれる。愛の光や、私達のエッセンスについて教えてくれる。

 

 

ものにも、私達自身にもすべてに愛が通っているから。』

 

 

 

私はこの気づきに嬉しくなって、

Tenderness Light の読者の皆さんにわかちあいたくて、そのイルミネーションの写真をカシャと取らせて頂いたのです。

 

 

一枚撮った写真を、

このアングルでいいかな?と確認していたら、

ふと気づくと、一人のご婦人が、立ちどまって、私の小さな撮影に配慮して下さり、通るのを待って下さっていた方がいらしたのです。

 

 

気持ちを察して下さったのでしょう。私のフレームの一瞬に、自分が入らないよう、私の後ろで足を止め、待っていてくださったのです。

 

 

 

それに気づいた私は、

「あっごめんなさい。どうぞ お通りください。申し訳ございませんでした。ありがとうございました。」と お詫びと共に お礼を申し上げると、

 

 

その女性は通りすがりにふりむきながら、にこにこなさって

『いいえ。どういたしまして』と、爽やかに 受け止めて下さいました。

 

 

 

ささやかだけど、私が感じた感動の小さな瞬間を

カメラに納めていたのを、邪魔しないよう 大事にして下さったのです。

 

 

 

私はさっきまで寒かったはずなのに、なんだか嬉しくなって、すっかりポカポカ あたたかくなりました。

 

 

 

 

イルミネーションをまとう、樹木さんたちに、心の中で

 

 

『本当に、すべての人の中に神様がいますね。誰もの中に、当たり前にあたたかい愛が流れているんですね。

そこにいて、輝いていて、こんなにあたたかい気持ちを教えて下さって、ありがとう』

 

 

 

そうあたたかく 感謝していました。

 

 

心を開けば、

世界は優しさで満ちています。

すべてのものが 愛を教えてくれるのです。

 

ある日の夕方の

優しい真理との出会いでした。