ときめき回復の処方箋(2)

 

 

 

本当の自分らしさへ還してくれる幸せなナビゲーションを回復させるもの

 

 

ハートの為の処方箋・1

 

 

 

日常に「惹かれるもの」が特にない。

 

 

 

自分で、今日は 何が食べたいかもわからないから 面倒くさくなってしまう。

 

 

 

何が好きかも特にないし、

見たい映画もないから別に行きたくないし、

旅行したい場所も特にない、と。

 

 

 

でも、それなのに、

実は 今ある日常のあれこれが気に入っている訳ではないし、

別になくでもいいものばかりで、毎日が 惰性で流れている感じがします。

 

 

 

あれも嫌だし、本当はこれも好きじゃないと、不満ばかりがつのっています。

 

 

 

でも、ときめくものがわからないから、不満は多くても 慣れた日常に居続けてしまいますね。

 

 

 

こんな状態が心に現れる時、人生には感動が薄れてきます。

 

 

 

例えば、有名な

アルプスの少女ハイジというお話があります。

 

 

 

原作はもちろん、アニメが有名ですから、どなたでも一度はお目にとめた事がある物語ではないでしょうか?

 

 

 

私はよく、聖母が教えてくれた創造原理『五感ヘブン』を教えてくれるハートの先生として、このハイジちゃんを心に思い出すことがあります。

 

 

 

ハイジちゃんはアルプスが大好きで、自然が大好き。

 

 

 

自然の干し草に顔をうずめてその香りひとつで、最高に嬉しいと幸せを感じる 瑞々しい感性を持っています。

 

 

 

自然から流れる水の冷たさを手ですくって飲んで、つめたーい!おいしーい!と全身全霊で喜びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

転げまわって、全身で山を感じて、幸せを味わいます。

こんな幸せの味わい方は、最高のハートの先生だと思うのです。

 

 

 

今、ここにある『幸せを感じる心』がイキイキしていますものね。

 

 

 

こんなふうに、ハートの感覚が明確だと、ハートは魂のセンサーとして、私達をナビゲートしてくれる姿が明確にわかります。

 

 

 

 

けれど、そんなイキイキした小さな事にも ときめきを感じられるハートをもつハイジが、

 

フランクフルトのゼーゼマン家というお屋敷に連れてゆかれ、

 

このお屋敷の執事であり教育係のロッテンマイヤー夫人から、躾と教育を受け、山の生活を口にする事さえ禁じられてしまいます。

 

 

 

ハイジは、ドレスを着て靴をはき、都会の生活に合わせるよう指導を受けるのです。

 

 

 

ハイジは、そんなふうに、都会で当たり前の暮らしにはめ込まれると、

夢遊病になってしまうくらい苦しみ、気力もときめきも消えてしまいます。

 

 

 

ハイジは持ち前の純粋さと 優しい心を持っているので、

ゼーゼマン家のお嬢様のクララや、クララのおばあさまや、お屋敷で働く心優しい人々ともすぐに仲良くなり、あたたかい関係を築いていきます。

 

 

 

でも、それなのに、優しい人々がたくさんそばにいても、

ハイジのハートは、苦しくて苦しくて、仕方がないのです。

 

 

明るいハイジがどんどん弱ってゆきます。苦しい、つらいと。

 

 

 

 

これは、魂が自分の波動に合わないポジションに置かれた時の反応です。

 

 

 

好きだなあ、大好きだなあ、ワクワクするなあと感じるのは、魂が

 

『これが私の波動なんです』

『私の魂が選んだ場所、選んだ在り方なんです』

 

と反応しているからなのです。

 

 

 

ハートはときめきで、

自分の居場所と、あるべき姿を教え、

自分に必要なものを、教えてくれます。

 

 

 

 

ハイジはアルプスの生活が幸せで、干し草のベッドが恋しくて恋しくて、

山に帰ったら、すぐに靴をぬぎ、裸足で山を感じながら 走ってゆきます。

 

 

嬉しくて嬉しくて、はずんではずんで、はちきれそうなくらい、再び、幸せを感じるのです。

 

 

 

 

けれど、のちにクララに付き添い、山に来たロッテンマイヤー夫人は、山の生活はとても居心地か悪いと感じるようです。

 

 

 

おそらく、夫人にとってはハイジが大好きな 干し草のベッドは、とても居心地が悪いものと感じて、いつものフランクフルトのお屋敷のベッドが懐かしくなるはずです。

 

 

 

それは、そこの暮らしが、ロッテンマイヤーさんの魂が選んだ場所ではないからです。

 

 

 

 

一人一人皆、違うから、自分の波動が何なのか、どこなのかを、全員のハートが教えてくれるようになっています。

 

 

 

人は、魂が選んだ場所がそれぞれ違い、自分の場所と在り方が各自にあって、その自分の魂のあるべき姿を

自分のハートが反応して教えてくれるのです。

 

 

 

 

ハートを機能させる方法1

『我慢』している場所に気づき、苦痛を取り除いてみること

 

 

 

日常がとても居心地がいい訳ではなく、

むしろストレスが多く、

不満もあって、

でもそれなのに、動けない・・。

だけど、心のときめくことは見えず、惹かれることがわからない。

 

 

 

こんなふうに、ハートのお知らせがときめきの方向を示さなくなる事。

ドキドキ、ワクワクが日常から消えているのは、理由があります。

 

 

 

どうしてハートがフリーズしてしまっているかというと、

 

実は、そこには必ず

『我慢』と『あきらめ』

 

があるのです。

 

 

 

ハートは教えてくれます。

自分の本来もつ魂の波動から、

暮らしがズレると、「苦痛」を奏でてサインを出します。

 

 

ずれてますよ。

違いますよ。

こっちじゃないですよ。

そろそろ、次に向かう時期ですよ、と。

 

 

 

ハートの苦痛は教えてくれているんです。

 

 

 

けれど、私達はその苦痛は堪え忍ぶものと思ってしまう無意識があり、

苦痛があるのが当たり前で、その苦痛を我慢してしまいます。

 

 

 

人生に苦痛があるのは当たり前だと、慣れてしまい、人生こんなものかと、あきらめてしまいます。

 

 

 

この我慢と、我慢への慣れと、あきらめが長く続くと、しだいに、ハートは、機能しなくなってゆきます。

 

 

 

苦痛を我慢する抑圧で、ハートが固まってしまい、波動を落としてしまうのです。

 

 

 

ときめきやワクワクを、あなたのハートが示さなくなったら、

 

 

 

暮らしを細やかに見つめ直して見てください。

 

 

 

ときめきの真逆、苦痛を我慢している事はないかどうか、自分が何を我慢しているのかに気づいてあげる事から始めましょう。

 

 

ハートが固まる理由は、

日常が『我慢』でできているからなのです。

 

 

 

まわりに、合わせているもので自分を固めている時には、ハートは固まり、眠ります。

 

 

 

だから、やりたくない、苦痛だと感じている自分にまず気づいてあげて、その中から やめられる事、変えられる事から変えていきましょう。

 

 

 

我慢があるのが当たり前だと思わないであげて、

違うと感じたなら 自分の為に、ちゃんと断ってあげる。

もっと快適な改善法を考えてあげる。

不快を感じる場所にいかないですむようにしてあげる。

 

 

 

自分の不快に、ちゃんと耳を傾け向き合って、取り除くか、改善してあげます。

 

 

 

すると、自動的にハートはあたたかさを回復し、息をふきかえしてきます。

 

 

 

ワクワクときめく感覚が、黙っていても上がってくるようになります。

 

 

ぜひ、やってみてください。

惹かれる場所、惹かれる映画、惹かれる夢が心にふうっと映るようになりますから。

 

 

 

それが心に上がってくると共に、幸せを感じる瑞々しい心も、同時に回復してきますから。

 

 

 

小さな事からでいいから、自分の為に苦痛をひとつずつ取り除く、これは最高にハートを甦らせてくれるでしょう。

 

 

 

 

苦痛もサインです

 

 

 

 

 

例えば、もし私が空気の澄んだアルプスの山小屋で、ハイジみたいな干し草のベッドに眠れるとしたら、とそんなシチュエーションをイメージし、心で感じてみました。

 

 

 

そうすると、「気持ちよさそう、癒されそう」と感じ、ワクワクしました。

 

 

 

干し草のベッドに寝てみたいなと私のハートはときめきます。

 

 

 

けれど、私の場合は干し草のベッドを快適だと心にあたたかく感じるのは、おそらく午後いっぱゆっくりそのベッドにくつろいで、瞑想するとか、干し草ベッドに宿泊なら1泊~2泊くらいなら 嬉しくてワクワクすると感じます。

 

 

 

干し草のベッドでくつろいで、ゆっくり自分を感じてみたら、自分に耳を傾けられて気持ちよさそうだからと、癒しや瞑想が目的のようです。

 

 

 

ですから、おそらく数ヶ月でも、ここで暮らしてください、毎日干し草ベッドで、と勧められたら、「え?」となるかもしれません(笑)

 

 

 

干し草ベッド体験ならば、おそらく最大でも数日満喫したら、そろそろ帰りたくなるか(笑)、

 

もう少し山を降りた街のホテルの 普通のベッドで眠る経験が恋しくなるかもしれません(笑)

 

 

 

おそらく、宿泊二日めを過ぎたあたりから、私の心には我慢が入ってくる気がします。

 

 

 

嫌ではないけど、やっぱりあっちがいいなと・・。

 

 

 

これは、私のハートが私の魂の地球内での目的に合わせて、いるべき位置を教えてくれているのです。

 

 

 

ハイジは山が魂の選んだ居場所。そこにハイジの魂にとって、必要なすべてが揃っています。

 

 

だからこそ、ハイジのハートは、山の生活と干し草のベッドに100パーセントときめき、色褪せることがありません。

 

 

 

でも、私の魂が学びに選んでいるものや、選んでいる在り方は、山ではない場所にあります。

 

 

山の澄んだ空気に心から感謝し、それを望む事はあっても、そこを根を降ろす場所に選んでいないから、ハートがきゅっとなって教えてくれるんですね。

 

 

 

パズルのように、ピースがはまる場所が、それぞれにあります。

 

 

 

 

私のように干し草のベッドに憧れるし、ときめきますが、そのときめきは 旅人の位置であり、一回体験できたら気持ちいいだろうな、でも、できればずっと暮らすのではなく、体験できたらそれだけで満足(笑)と感じるのは、

 

 

そのときめきを感じている時間分、そこにいるのが、魂にはよい影響がありますよ、必要ですよと魂が教えてくれているのです。

 

 

 

私の魂が、訳があってタイミングがあり、山の中の自然にふれると、今の時期に大切な事に気づける、甦えると、人生には自然にそんな山の経験がやってきます。

 

 

 

でも、その魂の経験が終わり、もう十分、必要を満たし終えると、次にいくタイミングを知らせるのが、この場合、心に感じ始める「我慢」や「苦痛」なんです。

 

 

 

わあ嬉しい!気持ちいい!と感じられる時間が魂が必要な事をしている時で、

かつて、好き、大好きだった気持ちが、苦痛や疲れに変わる時間は、その経験の終了を魂が教えているのです。

 

 

 

次に進む時ですよ、と。

 

 

 

だから、我慢が出てきたら、快適がある場所へすぐ動かなければなりません。

 

 

 

苦痛は、ハートが甦る場所への道しるべです。

 

 

魂の本来の場所とタイミングを導いているのです。

 

 

まずは、日常の苦痛に気づき、そこを変えてみませんか。