怖れの中の優しさ

sj167_l はな

 

 

 

すべてのものの中に優しさがあります。『怖れ』の中にも優しさはあります。

 

 

 

誰もの足を止めてしまうものがあります。

 

 

それは、『怖れ』です。

前に出られないのは、『怖れ』があるから。

自分が保身するのは、そこに『怖れ』があるから。

 

 

誰かに意地悪したくなり、誰かの幸せを喜べないのは、そこに『怖れ』があるから。

 

 

優しさを否定して、ずるくなければ生きられない、優しさなんて綺麗事だと笑うのは、信じきることを、『怖れている』から。

 

 

 

幸せではない気持ち、不完全燃焼の影にはいつも、『怖れ』があります。

 

 

嫌いな人に会いたくないのは・・。

 

 

誰かになにかを言われたくなくて、ビクビクしているのは・・。

 

 

そこに、『怖れ』があるから。

 

 

 

『怖れ』は、自分自身で見たくないもの、目をそらし続けているものを、いつまでも見ようとしない時に現れてくる愛の声です。

 

 

怖れに出会うのは、

『さあ、もう目を覚ます時間ですよ』と、あなたに愛の声が届いているから。

 

 

怖れがでたら、あなたはとてもいいラインに到達しています。

 

 

その怖れを一本のラインだとしたら、そのラインから向こうは、目を覚ましてゆく優しい世界が広がっているのです。

 

 

 

怖れは、光のまなざしにより溶けてしまいます。

 

 

目をそらしている間は、とても巨大で深く、重く、大きく見えます。

 

 

 

しかし、何を怖れているかに、しっかりと目をあわせてあげると、

 

 

怖れは、あたたかい日の光に溶けてゆく雪のように、溶けてしまいます。

 

 

あなたが、何を怖れていたのかを、ひとつひとつ耳を傾けてあげましょう。

 

 

それは、あなたが自由になる道。優しい息ができる道なのです。