楽園からの手紙~2018(14)自分を見つける

 

 

 

愛から生き直し、喜びから生き直す世界

 

 

 

 

長い間、

私達は二元意識で生きる事に慣れてきました。

 

 

 

だから、私達は今まで自分の心さえも「よい心」と「悪い心」「ポジティブ」と「ネガティブ」など、二元に分けて自分を見る事に慣れてきました。

 

 

 

しかし、それだと心はふたつに割れて、悪い心はどこまでも、悪くて、ネガティブはどこまでもネガティブなままで、居続けてしまうのです。

 

 

 

しかし、ネガティブは、本当はポジティブにつながっているのです。

 

 

 

「私はだめ、こんな悪いことしてしまったから」と失敗しても、

まだ人生は続いているから、大丈夫なのです。

 

 

 

もちろん「だめだった」とあきらめて、そこで止まれば、それは失敗となるでしょう。

 

 

だけど、進み続ければ、それは成功へのプロセスに過ぎないんですよね。

 

 

 

そこから学んで先に進めば、その失敗から私達は学び、優しくなっていけます。

 

 

 

そうすれば、失敗は、失敗ではなく、プロセスとなり、それが自分を光に押し上げてくれる門であったと気づくのです。

 

 

 

すべての事は、ひとつにつながっているんですね。

 

 

 

例えば、今、時代の変化の時に

私達の記憶が再生されて、

以前からあった、自己否定や恐れがもっと強烈になっていて、もはやごまかしがきかなくなっていますね。

 

 

 

ネガティブな自分の気質は、さらに濃いネガティブに、

 

自分を蔑む気持ちは、さらに濃く自分を嫌います。

 

 

 

自分の心の影が強くなっています。

 

 

 

 

不安は、もっと濃い不安に、

恐怖は、もっと濃い恐怖に、

失望は、もっと濃い失望に

 

 

 

なっていますね。

 

 

 

その自分のネガティブに泣いた事がありますか?

おびえて、私には何もないとしゃがみこんだ事がありますか?

 

 

 

 

さあ、私達は目を覚ます時です。

 

 

 

その嫌な気持ちには、理由があるんですよ。

 

 

 

影は、影だけでは存在できません。

光があたらないと、影はできません。

 

 

 

つまり、影があるという事は、

実は光もそこにあるということ。

 

 

 

影が濃くなったなら、

それは実は、もっと強い光があなたの中で輝きだしているという事なのです。

 

 

 

アクエリアスの時代は、その光の方に意識のスポットとあててあげる時代なのですね。

 

 

 

今ある気持ち、例えば今あなたが直面している経済の不安が、「老後お金がなくなったらどうしていくんだろう?」などと不安になる気持ちの奥に、楽園を失った時の不安の記憶が隠れていたりするのです。日常こみあげる不安の源に、楽園を失った時のフィーリングが投影されていくのです。

 

 

 

ああ、もう若くないと老化に直面して、でもまだ何も成してないのにと、落ち込む気持ちにも、「もうだめだ、失われていく」という怖れの気持ちの奥に、失楽園の意識が再生されています。

 

 

 

この楽しいひとときを失ったらどうしよう。

なくなったらどうしよう。等

 

 

 

今ある私達の暮らしの様々な不安や怖れに、かつて楽園を失った時の古い古い意識が再生、投影されている事があるのですね。

 

 

 

 

その強烈な今の怖れ、今の強烈な自己否定、強烈なあせり、強烈な失望、強烈な怒り、等。

 

 

 

それが出てきた時、

私達はその気持ちを何とかしようとしてきましたね。

でも、できない。

 

 

自己否定をやめたい。でも、否定したくないのに、どうしてもそう思ってしまうから、苦しくてぬけられない。

 

 

怒りたくないと思っても、むくむく怒りがでるから、わかっていても止められない、必死でブレーキを踏んでも我慢するしかできませんね。

 

 

 

でも消えてくれないから、どうしてもそのネガティブを越えられない。

 

 

 

それが、今までの私達でしたね。

 

 

この、影のみにアプローチしても、どうしてもだめなんです。

 

 

 

何故なら、影は幻想だから。

 

 

 

つまり、本当は逆だったのです。

あなたは何もないのではなくて、本当はあるのに、まだそれを出していないから、苦しかったのです。

 

 

 

もし、あなたが今、自己否定が強いとしたら、それは、あなたに魅力やパワーがないのではなくて、

 

 

本当はあるんです。

あるのにそれをないと思って、

使わないでいたから、自分で自分を否定していたのです。

自分を、せめていたのです。

 

 

 

 

気づいてあげてください。

 

自己否定が強くなったと感じていたのは、光のあなたがその気持ちの隣でもっともっと輝きだしたからなんですね。

 

 

だから、そのもっと輝きだした光に気づいて、それを出してあげれば、影は光に優しく和して溶けてしまいます。

 

 

 

怒りが強いのは、本当のあなたの望みにあなたが気づいていなくて、

 

 

あなたの望みを現してあげていないから。

 

 

 

本当にやりたい事をあなたがブレーキをかけているからなのです。

 

 

 

不安なのは、あなたの本当のエネルギーを出してあげていないから。

 

 

 

孤独なのは、あなたに出せる愛があるのに、

その愛を出してあげていないから。

 

 

 

つまり、あなたは何もないから、自分は無力で自己否定を、していたのではなくて

 

 

「ない」から落ち込んでいるのではなくて、

 

 

「ある」のに、出していないから落ち込んでいたり、恐れが消えなかったのです。

 

 

 

あなたの影が強いとき、

あなたの心の中で、強く輝きだしているあなたの光があるのです。

 

 

 

かつて、私達は、大切なものを失った時に、

 

 

 

忘れたくない、忘れたくないと泣いた記憶があるのです。

 

 

今度こそ、今度こそ、と願った気持ちがあるのです。

 

 

その時あなたが誓った希望こそが、あなたの影を実は照らしているその光なのです。

 

 

 

さあ、今

無理だ、できない。どうせ自分は等、影の心があるなら

 

 

 

それが影である限り、

その影を照らしているあなたのもう1つの光がある事に気づいてあげたしょう。

 

 

今、私は自分の影にフォーカスしているけれど、

 

 

 

それを照らすスポットライトみたいなあなたの光がある事に、心をひらいて、優しく気づいてあげてください。

 

 

 

あなたの光に気づくこと。

 

 

そこから、本当のあなたの人生が始まるんですよ。