白きやさしい心

 

 

 

毎日「初心」で、生まれ変わるときめき

 

 

 

何にでも、「はじめまして」という瞬間があります。

 

 

 

今、住んでいる家に初めて入った時。

今、勤めている会社にはじめて出勤した日。

 

はじめて車を運転した日。

今はすでになじみのスーパーに、はじめてお買い物に行った日。

 

 

そして、あなたの大切な人たちと、この世ではじめて出会った日。

 

 

 

 

何にでも、「はじめまして」という、始まりがあります。

 

 

 

 

 

まっしろな心を大切にすること

 

 

 

私は北海道育ちで、雪景色に見慣れて育ったせいでしょうか。

朝起きてまっしろにふりつもった雪を見ると、心が美しく浄化されてゆくようで、ほっとします。

 

 

 

そしていつもまっしろな銀世界に包まれると、いつも何故か「初心」という言葉が胸に湧きます。

 

 

 

いつも、心をくりかえしまっしろにできるよう、初心に帰れる心を大切にしたいと思っています。

 

はじめて目の前の事に出会った時の、まっしろな清らかさをいつも思い出していたいと思うのです。

 

 

 

例えば多くの場合の私達は、社会に出て初めて会社で仕事をした日には、「頑張ろう」とフレッシュな気持ちでいられます。新しいスーツや靴を買ったりして、希望に胸が膨らみます。

 

 

けれど、時間を重ねて、毎日毎日会社へ向かい、仕事する。最初は緊張していた人々とも親しくなり、関わりの中で 同じ体験がくりかえされると、

 

 

だんだん心が馴れあい、新鮮さを失って、エネルギーがくすんできてしまいます。

 

 

 

そうやって エネルギーがくすむと、心からは仕事やその時間や関係にに対するワクワクしたときめきや、楽しさが消えてゆきます。

 

 

 

はじめての時は、あんなにワクワクした事も、初心を忘れると、光が消えて、なんだか楽しくなくなります。

 

 

また、愛する人と、はじめて出会った時には、ときめいていた愛も、時間と共に馴れ合い初心を忘れると、大事な心が薄れて、相手への不満や、嫌な所ばかりが見えてきたりして 苦しみが始まります。

 

 

 

そんなふうに、初心を忘れた時というのは、感謝が薄れている時なのです。

 

 

 

引っ越してきたばかりの時には、こんなにそばにスーパーがあると、とても便利でありがたいとしみじみ感謝した事も、

 

 

 

時間と共に、その感謝が薄れると、あのお品もない、これも高いと心を曇らせにごります。

 

 

 

でも、そこにこそ

「はじめての時の幸せな気持ち」を。

 

 

 

まっしろな、初心のときめきを思い出す時、

 

 

 

改めて、私達はあたたかい感謝を取り戻し、忘れかけていた清らかさを思い出すと、人生はよみがえり、美しく上質な優しさが、心に流れてきて、人生が甦ってゆきます。

 

 

 

 

だからいつも、心の中にやわらかなまっしろな心を持ちましょう。

 

 

いつでも初心。

 

 

美しき純化のかがやきを・・。